TOP > 歴史・地理 > 伝承「金の下駄、銀の下駄」 ≪ 伝承「金の下駄、銀の下駄」 ≫
 大川村日向原坂の裏山の大イチョウの木の近くに長者屋敷があった。そこの太郎次郎の兄弟が家督争いのことで、、真菰ヵ池で相談することになった。兄の太郎は薄ノロではあるが欲が深く、悪い事にだけは知慧が働いた。其の日太郎は金の下駄、次郎は銀の下駄を持って行ったが、太郎は隙を見て持っていた金の下駄を池に投げた。弟はそれを兄が捨てたと思って、急いで池に飛び込んだが溺れて死んだ。其後太郎の家も絶えた。
(小澤慶一)


<原坂の石段> 
 
引用:「梶原景時の生涯ほか」(松尾四郎、松尾書店、昭和54年)