TOP > 歴史・地理 > 伝承「崩野明神」 ≪ 伝承「崩野明神」 ≫

 ある時、賊軍が当所に乱入し、いたるところの民家に火を放ち略奪した。村民はこれを恐れて、氏神の神体と私財家具等を力の限り担いで西北方の高山の中腹に隠れた。賊軍が去った後、再び帰って氏神を通称字宮本(当時は松下)に奉祀した。当時村人が隠れた所は、字カクシゾウレ、クラノダン等と言われている。

 氏神は文明年中(1469~87)日向字松の平に奉還されたが、天文年間(1532~55)に再び旧社地の宮本に遷し、文化十四年(1817)二月、現在の地字横開土に遷座したのだ。
(美和村誌)

<集落山側の木立ちにある崩野白髭神社>  
引用:『新版 駿河の伝説』(小山枯柴編著.羽衣出版.平成6年)