【 楢 尾 】
【概況】
バスの終点「日向」から、「湯ノ島」を経て、湯ノ島大橋手前の三叉路を左へ折れて、数百メートル先の「崩野」との分岐点を右に曲がり、急坂を約3km。登りつめたところが「楢尾」の本村で、楢尾小学校の跡があります。
 標高は620m、初夏はお茶の香りでいっぱい。ごく最近まで焼畑農耕が行われていて、今も粟・稗・そばなどが食用として栽培されています。幾多の伝説を秘めている「楢尾の石仏さん」で知られている石塚は、旧楢尾小学校から1kmほど登ったところにあります。
【旧楢尾小学校】
 楢尾小学校の廃校以来、青少年の家として利用されていましたが、2011年度からは閉所しました。現在、新たな利活用に向けて整備中です。
【楢尾の石仏(いしぼとけ)さん】
楢尾青少年の家との分岐を大間方面へ右折し、車で5分ほど走ると林道脇の右手に、「石仏の神」があります。2本に枝分かれした杉の大木の根っこ付近に「社」があり、その周辺には、まんまるい石が転がっています。腰や肩の痛みを治すと言い伝えられ、大きいものだと20cm位ある「お果たしの石」が、多数敷き詰められたように周囲を囲っています。
【海前寺】
楢尾の本村の高台にあるお寺。境内には、かつてここを寺子屋として利用していた頃の在学生の句碑が立っています。奥の墓所の中には地蔵堂があり、対岸の山並みを眺めるかのように、化粧をほどこされた地蔵尊たちが並んでいます。

参考:「大川のしおり」(杉本覚朗.香文工房.1982)