TOP > 歴史・地理 > 伝承「野馬伝説」 ≪ 伝承「野馬伝説」 ≫
 日向村また諸子沢村の辺りより安倍西河内へ越える山道がある。およそ、三、四里(約十二〜十六`)ばかり村里がなく、人の絶えている所だが、この山路を雪の積もっている時通ると、必ず馬の蹄の跡がある。たぶんこの山中に野馬がいると思われる。

 また、直径一尺余(約三〇a)もあると思われる円の後の方に半月の形をした大きな足跡もあり。この間隔は六尺(約一八〇a)程で、四足のものではない。二本足で歩いたもののようだ。何の足跡か知る人はいない。
 

<今は林道が入った峠越えの道> 
引用:(新風土記/「駿河の伝説」小山枯柴編著・宮本勉校訂、羽衣出版、平成6年)