【 奥藁科の四季 】

***** 4月 *****

聖一国師生家のしだれ桜をはじめ街道沿いの桜が満開となり、奥藁科に春の訪れを告げます。山の木々もしだいに芽吹きはじめ、ライムグリーンから黄緑色へと変わっていきます。山では、タラノメ、ワラビ、ゼンマイ、ウド、タケノコ、フキ、コシアブラ、などの山菜が採れ、春の味覚を楽しめます。

***** 5月 *****

ゴールデンウィークが明けた頃、一番茶のシーズンがはじまります。あちらこちらから茶刈機の音が聞こえ、軽トラックが忙しそうにそれぞれの茶工場へとお茶を運んでいます。茶工場の周りには清々しいお茶の香りが漂い、川沿いの雑木には紫色のヤマフジが咲き、彩りを添えています。

***** 5月 *****

藁科川の6月は、鮎つりの解禁と共にはじまります。釣果を求めて太公望たちが腕を競い、両側から清流に竿を伸ばす姿が川の至る所で見られます。また中旬からは、本流や支流の至る所にゲンジボタルが舞い始め、道の沿道をアジサイやホタルブクロが彩ります。

***** 5月 *****

梅雨が明けるころ、ネムノキの花が満開になります。小学校ではプール開きならぬ、川開きが行われ、セミしぐれの中、いよいよ夏がスタートです。

***** 5月 *****

藁科川はバーベキューやキャンプをする人たちで賑わいます。川に潜ってみると澄んだ水の中をアユやヤマメが気持ちよさそうに泳いでいます。お盆にはすっかり恒例となった「大川夏祭り」が開催され、坂ノ上の川辺いっぱいに花火が打ち上がります。

***** 5月 *****

秋の訪れを告げる、保育園、小学校、中学校、連合町内会の合同運動会が芝生化された中学校のグラウンドで開催されます。静かな山里に歓声と声援が響き渡る、奥藁科の大イベントです。

***** 5月 *****

各地区で秋祭りが開催されます。それぞれに違った趣があり、山あいの集落で脈々と受け継がれてきた伝統文化を感じる事ができます。写真は坂ノ上の秋祭りです。

***** 5月 *****

山の木々が赤や黄色に紅葉しはじめた頃、大川中のグラウンドで「収穫祭」が開催されます。地元の農家がここでしか手に入らない自慢の農産物を販売し、地元や市街地からの訪問客でにぎわいます。

***** 5月 *****

12月に入ると木々は葉っぱを落とし始め、奥藁科も冬支度。標高300〜800メートルに位置するため、市街地よりは2〜4℃ほど気温が低く、霜が張ります。そんな冬の晴れ間を利用した農家の縁側では、特産品のシイタケが干され、柿が吊るされているところなどをきっと見掛けることでしょう。

***** 5月 *****

山里の澄み渡った青空に、ご来光をお迎えして奥藁科の新たな一年がスタートします。市街地よりは冷涼な気候ながら、藁科川が刻んだ盆地状の底にあるため比較的温暖で、雪はほとんど降りません。写真のような山が真っ白になった景色が見られるのも年に数回程度です。

***** 5月 *****

まだまだ寒い日が続く2月。そんな中でも沢にはフキノトウが芽吹き始め、川辺のネコヤナギは膨らみ、梅の開花も目にしはじめます。旧暦の1月7日に開催される日向の「七草祭り」が開催されるのもこの頃で、奥藁科のいくつかの集落では春の祭礼が行われます。

***** 5月 *****

色を失っていた奥藁科の山々も、晴れと雨の日を繰り返しながら春はぐんぐんと成長し、清楚なモクレンの花や鮮やかなモモやボケの花を沿道に見掛け始めると、野や山に花の開花が止まりません。桜の季節ももうすぐそこです。